単身パックを安くする方法、上手に引越しするためのコツとは

これから1人暮らしをしようと思っている人・単身赴任で1人暮らしを始める人にとって、単身パックのお引っ越しは分からないことが多いもの。何も考えずに進めてしまうと業者の言うなりになってしまい、高額なプランを契約してしまうこともあります

「こんなハズじゃなかった…」と後悔しないためにも、引越しを頻繁に経験している筆者が、とっておきの情報をまとめてご紹介します。ぜひ新しいライフスタイルづくりの参考にしてみてください。

ずばり、単身パックいつ契約するとおトク?


単身パックの申し込みをするときに、気になるのが「いつ引越しすれば安く済むのか」という問題です。実は引越しをおこなうときに、もっともかかるのが引越し業者の人件費。多くの依頼が殺到する魔の時期に引っ越しを依頼すると、引っ越しをうけおう業者にとっても人手不足の状態になります。

最近はネット通販などの需要も増えているため、ただでさえ運送業界は空前の人手不足の環境に…。足りない人手を臨時のアルバイトで埋めようとするため、いつも以上に人件費や求人広告費がかかるため、結果としてユーザーが支払う引越し料金も上がっていきます。

3月はイチバン高い、避けたいシーズン


単身パックのお引っ越しでもっとも避けたいのが「3月」の時期。このシーズンは地方から上京する大学生の引越しや、企業の人事異動の時期と重なります。閑散期と比べると、引っ越し料金が最大2倍~3倍に膨れ上がることもあり気を付けておきたい期間です。

3月にどうしても引越ししなければならない場合は別ですが、安く引越ししたいのであれば、3月以降にずらして引越し業者を利用するのがおすすめです。

8月&9月の夏休みシーズンも、思わぬ繁忙期


単身パックのお引っ越しで意外にも混んでいるのが8月。実は8月は夏休みやお盆休みなどのまとまった長い休みが取りやすいため、1人暮らしの社会人の方がこの期間を狙って引越しすることが多いのです。夏休みの間に物件を探して、掘り出しモノがあればスグに入居を決める人もいるからです。

3月まで高額にはなりませんが、そこそこ値段が上がる需要の高まるシーズンと心得ておく方が良いでしょう。ちなみに12月の年末も同じくらい混む傾向にあります。

安い時期は7月&1月


単身パックで誰よりも安い値段で引越ししたいのであれば、7月や1月を狙うのがおすすめです。8月の繁忙期に入る7月は意外にも大きな穴場で、引っ越し業者も暇をしていることが多いものです。

また12月の年末も混む傾向にありますが、年が明けた1月になるとどこの業者も閑古鳥が鳴いたように静かになります。これは多くの日本人が年末のうちに引っ越しして、キレイな新居で年をゆっくり越したいと思っているから…。もし安さを重視した引越しをしたいのであれば、あえて人とはちがう「年明け直後の引越し」もおすすめです。

さらに単身パックを安く利用するためには?


経済的な問題から少しでも安く単身パックを利用したいとき、どのようなテクニックを使えば良いのでしょうか。

インターネット割引をつかう


最近ではインターネット上から見積もりや引越しの予約をすると、ネットならではの割引プランで賢い引越しをおこなえるところも増えてきています。

引越し業者にとっても、カスタマーセンターに24時間沢山のスタッフを配置させておく必要がないため効率がイイのです。ユーザーにとってもネットを駆使するメリットは「安さ」以外にもあります。

それは「早朝や夜間、いつでも予約が取れる」ということです。仕事や勉強の合間にネット上で予約できるため、時間を有効に使えます。カスタマーセンターへの電話連絡だと、繁忙期にはなかなか電話が繋がらずイライラすることもあります。引越し前は荷作りやインテリア用品の買い出しなど、予想以上に時間を費やすもの。予約はサクサクネット上でおこなうのが賢い方法です。

一括サイトを利用する


1人のお引っ越しにも使えるのが、一括サイトの利用です。一括サイトとは自分の条件を一度入力しておけば、複数の業者に一度に見積もりを出してもらえる、画期的な方法です。
一括サイトのメリットは、自分であれこれ業者にコンタクトを取らなくても、複数の業者とやり取りがおこなえるということ。いちいち各サイトを覗いて、見積もりをお願いする必要がないため、作業がスムーズに進みます

また複数の業者から同じ時期に回答をもらえるため「1番安い業者を比較して選ぶこと」が簡単にできます。どうせ引越しするのであれば、少しでも安い業者に頼みたいもの。一括サイトなら、リーズナブルな引越しを約束してくれますね

断捨離をおこなう


単身パックをできるだけ安く抑えたいとき、究極の必殺ワザがあります。それは「運ぶ物を少なくする」ということです。単身パックのお引っ越しでは、業者によってプランが異なるものの、たいてい物の大きさや量によって値段がかわってきます。

たとえばとある引越し業者のプランを比べたとき、SサイズプランとLサイズプランとでは2万円~3万円前後も値段もかわってくることがあります

自分が必要だと思っているアイテムでも、本当は捨てても良いモノ・無くても困らないモノの可能性があります。たとえば大量の本やDVDは買取ショップに出す・着なくなった洋服はリサイクルとして捨てる・古くて使わない小物は思いきって処分する・使わないゲーム機器はフリマアプリに出すなど…断捨離の方法はいくらでもあります。

今あるものをすべて梱包しようと思うのではなく、いるもの・いらないものに整理して片付けることも「安い引越しをおこなう」テクニックなのです。

まだまだあるある、単身パックを安く済ませるコツ


このほかにも引越しの達人がよく使っている、引っ越しならではの節約ワザをご紹介します。

段ボールは無料で調達する


引越し時に使う段ボールは、枚数制限があったり、有料の業者も増えてきています。引越しをおこなうときは、引っ越し業者の専用段ボールを使わなくてはならない…と思いがちですが、実はそんなことはありません。

もし自分で用意できるようであれば「マイ段ボール」を使うこともおおいに可能です。マイ段ボールは実は近くのスーパーやドラッグストア・ホームセンターで無料で分けてくれます。大きなお店に行くと段ボールに購入した商品を入れて車で持ち帰る人も多いため、お店の隅に山積みされていることもあります。

スーパーやホームセンターの段ボールは基本的にタダです。大きさも大小いろいろな物がそろっているので、引っ越しが近づいたら小まめに通ってお持ち帰りしましょう。マイ段ボールで荷作りをおこなうと、段ボールにかかる費用が無料になります。せこい方法かもしれませんが、段ボール代は馬鹿にならないことが多いため、時間に余裕のある方はあらかじめ下準備をしておくことがおすすめです。

「午前便」は頼まない


単身パックを申し込むとき、午前に引っ越し業者が到着する便を頼んでしまうことがあります。誰でも引越しは早く終わらせたいため、午前中や午後早めの時間帯をオーダーすることが多いのです。

この裏をとって「時間はいつでもOK」と業者側に伝えておくと想定していた値段より値段を下げてくれることがあります。業者にとっても、引っ越しと引越しの合間におこなえたり、大きな引越しのついでに作業ができるため、スタッフのシフトが組みやすいのです。

同じ日にちであっても、忙しい午前便を避けることで1人の引越しをおトクに終わらせることができます。

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