引っ越し業者の利用について


単身パックに限らず、引っ越しを依頼する際に共通する注意点となりますが、引っ越し業者からの見積もりは複数の引っ越し業者に依頼し、その時期の単身パックの相場を知ることが大切だと思います。

物量に応じて見積もり額はそれぞれ変わってくるものです。引っ越し業者を利用した知り合いなどと比較しても安い高いを判断し難いものになります。1社に見積もりを依頼し、その後に複数の業者に見積もり金額提示させ交渉することが引っ越しにかかる費用を抑えるうえで大切なことになります。

価格交渉方法について


価格の交渉についてですが、業者によっては価格の交渉余地があります。基本的に引っ越し業者はオーバーに見積もりを提示してくるものと思った方が良いです。見積もりする営業担当者は、現場作業経験がない場合があります。配送トラックの容量を把握していないため、手配した配送トラックに荷物を積みきれないことを避けるため大きめのトラックや、現場へ必要以上の人員を送るため見積もり金額を高く設定します。

営業担当者が見積もりに来た際には、家電、家具の数を正確に伝え、雑貨や食器等の梱包が必要なものについては、出来るだけ少なめに伝えましょう。

体積や面積の大きい家具、家電で見積もり額を増すことはあまり考えられませんが、細かい梱包の必要なものが多いと、そこで「この量だと段ボール箱○○箱必要ですね。」といったように必要以上の段ボール数を計上し、そこで金額が大きくします。

どの業者も、衣類を梱包するハンガーボックスという資材を使用しますが、これが見積もり額アップにかなり影響します。衣類は畳めるものはなるべく畳んで梱包することで金額を抑えることができます。

引っ越しにかかる料金は重さではなく、体積や面積で算出されます。面積の広いものはなるべく小さく、丈の長いものはなるべく短くしましょう。

このことを理解した上で見積額の交渉に挑めば営業担当者に不当に金額請求されることを避けられるはずです。

予備知識のないまま、営業担当者に言われるがまま受け身ではいけません。「引っ越しについて少しは知っているぞ。」といった印象を与えることで、正確な金額での見積もりをとることができます。
あとは、複数社からとった見積もりのうち一番安い見積もりを、他の業者に伝え、競合させましょう。そこで一番安く応じてくれる引っ越し業者に依頼することで費用を抑えることができるはずです。

引っ越しの安い時期について


引っ越しの安い時期についてですが、5月中旬から6月中旬、もしくは1月上旬から2月が一年のうち引っ越しの安い時期になります。

時期的に都合の付く方は春先と夏、秋は避けるようにしましょう。とくに春は引っ越し業界の繁忙期です。イメージがつきやすいかと思いますが、学生の県外への進学や、会社員の人事異動など新たな地で新生活を迎えようとしている人が引っ越し業者を利用するため、引っ越し業界全体でも人手が足りなくなるほど忙しい時期です。この時期に引っ越しを依頼すると基本料金が普段の1.5割増しなど、交渉の余地もなく高額を請求されます。引っ越し業者にとってお客様に断られる方が助かるほどなので、見積金額は断ってくれと言わんばかりに、増し増しで提示されます。

夏や秋も、この繁忙期をずらして人事異動を行う企業があることから割と引っ越し件数が多く、時間に余裕がある方は避けることができるのであれば避けましょう。

5月のゴールデンウィーク明けから6月中旬は繁忙期が嘘のように仕事量が激減する時期なので価格交渉にも応じてくれます。また作業者も時間的に余裕があることから作業も丁寧になり、多少の無理にも応じてもらえたりします。

以上が引っ越し費用を安く抑えるための秘訣となります。

引っ越しの準備について


基本的に、細かい荷物の梱包はご自身でしていただくことになります。業者によっても変わってくるかもしれませんが、家電や家具など大きなものに関しては引っ越し業者の方が専用の資材を使用し梱包してくます。

引っ越し業者に単身パックなどの引っ越しをお願いする利点のひとつとして梱包資材を提供してもらえることが大きいと思います。段ボールなどはスーパーなどでご自由にお持ち帰りコーナーのものを使用すれば費用はかかりませんが、サイズがバラバラであったり、段ボール自体も傷んでいたりとあまりよいものではありません。

サイズがバラバラの段ボールを使用することで積み込み時に上手く組み込むことができずデッドスペースができたり、傷んだ段ボールを使用することで段ボールの底が抜け落ちて荷物がばらけたりする可能性があります。

また、ホームセンターなどで段ボールを購入するという手もありますが、段ボールは買うと意外と高いです。いくら単身パックとはいえ、1枚、2枚の段ボールで荷物が全て梱包できないと思うので、まとめて買うと予想以上に費用がかかったり、用意した段ボールが余ったり、足りなかったりとすることもあるのでおすすめしません。

引っ越し業者に資材もを準備してもらうことで、同じサイズの梱包でトラックへ積み込むことができ、段ボール不足や余った場合なども回収してもらうことができるので、結果的に費用も安くすみ、引っ越し先で荷物を整理する際にも不要なゴミ捨て作業を避けることができるため、ストレスなく新生活を迎えることができます。

梱包について


先に大きな家電、家具は引っ越し業者に丁寧に梱包してもらえると伝えましたが、雑貨や食器、雑誌などの梱包は用意してくれた段ボールに基本t系に自分で梱包することとなります。

梱包のコツとしてはまず、引っ越し先に持っていく荷物については吟味しましょう。思い切ってできるだけ断捨離する。これが引っ越し費用の面でも引っ越し準備にかかる労力を考えても一番かと思います。

そのあとで必要なもの、大事なものを梱包していきましょう。食器類など割れ物がある場合は事前に伝えることで、緩衝材も用意してもらえます。これを食器と食器の間に挟むことで配送中の荷物事故などを防ぐことができます。費用面を考えると勿体ないと思うかもしれませんが割れ物に関しては段ボールに詰め込みすぎないように注意しましょう。大事な食器を無事に引っ越し先に送るため、ここは仕方ありません。

食品や雑貨については、分類分けし後で整理しやすいように段ボールに詰め込みます。分類分けして詰めると言いましたが、自分の分かる範囲でなるべくひとつの段ボールに詰めましょう。箱単位で分けてしまうと、中身のスカスカな段ボール箱ができたり荷物が増えてしまいます。なるべくひとつにまとめることで荷物量が減り費用を抑えることができます。

また、引っ越し前の梱包で注意したいのが、冷蔵庫の中身です。これも引っ越し前は不要な買い物を避け、食品などはなるべく消費した状態で引っ越しを迎えるのが良いと思います。食品や生活にかかる消耗品は引っ越し先で現地調達しましょう。国内の引っ越しであれば、どこに行っても同じものが買えるはずです。このように小さなことの積み重ねが引っ越し費用を抑えることに繋がります。

以上が私の経験した引っ越しについてのポイントとなります。これから引っ越しを考えている方に少しでも参考にしていただければ幸いです。

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